Strength Developer®
強み診断・開発ツール
あなたの強みが
人生をさらに豊かなものにします。
Strength Developer® とは?
今、活かせる強みを見つけ、これから強みとして開発できる特性を見つけるツールです。
強みは、あなたの幸福度を高める大きな要素です。
ポジティブ心理学の研究では、強みを使っている人は、強みを使っていない人よりも、以下の効果が高いことがわかっています。
- 高いモチベーションで、成果をつくり出す
- 仕事のパフォーマンスが高い
- ワクワクし、集中して取り組む
- 無理をしないで、力を発揮する
- 自分らしく感じ、充実し、自信を持つ
- ストレスに強くなり、困難を乗り越える力がでる
Strength Developer®のコンセプト
強み診断開発ツールStrength Developer®では以下のようなユニークコンセプトを持って誕生しました。
- 3つの視点6つのカテゴリーで強みをリストアップする。そのバランスを見えるようにする。
- 強みを頻度と活力度の両面から見る。
- イキイキと使える強みを発見し、より活用する材料を提供する。
- イキイキとするけど使えていない強みを発見する材料を提供する。比較的容易に開発できる強みを提供する。
- 努力が必要な強みを明確にする。今の仕事やこれからの将来に必要な力は人に迷惑かけない程度に伸ばす努力をするよう勧める。
- 誰もが自分の中での強みと弱みを持っている。それを、その人の中での順列で、相対的に表示する。したがって、Aさんの強みとBさんの強みを比較した時には、力は同じでなくてもよい。
- わかりやすく表示するために2軸のマトリックス表示とする。
自分がどのような強みを持っているのか。これからどのような強みをつかっていくべきなのかを読み解くことが出来ます。
Strength Developer®で分析した自分の「強み」の状態から、自分がどんな強みをもっているのか、今後活かしたい強みはなにかといったことを理解し、意識することが出来ます。
「自分の力を発揮できる」ということが、仕事や人生において「楽しさ」や「幸せ」とつながっています。
回答時間は20分前後、価格は1名分が、定価3300円(税込)、一度に10名分以上のご購入で1名2970円(税込)です。
現在も多くの研修などで利用されています。
専門家の視点から見て、結果の信頼性・妥当性は問題なしと認定されています。
強みを活かす人はこんな人?
早く、楽に、高い品質の仕事ができる
ポジティブ心理学の研究では仕事で「強み」を使っている人は、前向きでポジティブで、早く、楽に、高い品質の仕事ができる人です。
強みを使っていない人に比べて、次のような特徴があることがポジティブ心理学でわかっています。
- ワクワクして集中した取り組みができる
- 仕事のパフォーマンスが高い
- 自信を持っている 充実して仕事をしている
- ストレスに強く、困難を乗り越える力が強い
- 無理をしないで力を発揮できる
- 高いモチベーションで、成果を作り出す
- 自分に意味のあるゴールを追うようになる
Strength Developer®の定義する「強み」とは?
Strength Developer®では、強みを「よく使っていて、かつエネルギーが湧く⼒」と定義しています。
つまり、「強み=頻度×活⼒ 感」で、イキイキゾーンに該当する特性が強みになります。
強みを単に能⼒とはとらえていません。
強みの測定結果が低いからといって、単にできないということを⽰すものではありません。
使えば使うほど、あなたのイキイキと充実した活⼒を⽣み出せる⼒を本当の強みとしているのです。
なお、強みは、時とともに変化するものです。あなたがチャレンジし体験することにより、強みは増やせます。
イキイキゾーンの強みを増すことにより、あなたは成⻑することができるのです。
Strength Developer®強みの3つの分類、6つのカテゴリーと39の設問
3分類・6カテゴリー・39の設問ができるまで
Strength Developer®は過去5年間の約4,700名の知恵に基づいています。
研修やワークショップ参加者のストーリーテリングやブレインストーミングにおいて、情報を収集し、ビジネススキルのみならず、人間関係や、リーダーシップ、マネジメント、戦略策定など、幅広い範囲でビジネスパーソンの間で良く出てくる特性を抽出しました。
さらに、リーダーシップ理論、マネジメント理論、ポジティブ心理学、その他の心理学、モチベーション理論などの情報も勘案しました。それらを総合的にまとめ上げ、その中で重要なものを取り上げ体系化しています。
Strength Developer®の3つの分類
Strength Developer®では多くの強みを分類整理し、3つの視点から強みを見ています。それは以下の3つです。
人間力
実務力
関係力
働く人には、自分自身の人間として魅力やそれをつくりあげる「人間力」があり、そのうえで、担当する仕事やこれからの仕事で成果をあげる「実務力」があり、さらに、周りの人とのいい関係をつくったり、人を動かしたりする「関係力」、この3つをビジネスを遂行する上で大事な要素としました。
Strength Developer®の6つのカテゴリー
Strength Developer®ではこの3つの分類を、さらに6つのカテゴリーに分けて「あなたの強みの全体像」で表しています。
自分軸
自分の信念や価値観、および基本的な行動パターンを示す項目です。以下の強みで成り立っています。
責任感・使命感・主体性・誠実・最善・柔軟性・ビジョン
自己成長力
自分の未来をつくるために必要な力です。以下の強みから成り立っています。
レジリエンス・楽観性・粘り強さ・チャレンジ・向上心
実務実行力
仕事実施をする際に発揮される能力です。現在の仕事をする際の強みの束です。以下の強みで成り立っています。
課題設定・問題解決・時間活用・達成志向・詳細改善・論理思考・行動・判断
未来創造力
仕事や人生における未来を作るうえで欠かせない力です。将来のありたい姿をつくりだすための強みです。以下の強みで成り立っています。
創造・革新・戦略構築・リスク防止・好奇心
人間関係力
ビジネスに、そして、幸せな人生に必須の人間関係を作り出す力です。人との関係をつくりあげるときの、あなたの考え方や行動です。以下の強みで成り立っています。
感謝・慈悲と思いやり・共感・親切と協力・多様性尊重・人脈づくり・謙虚さ
他者への影響力
主にビジネス上で必要な他者に働きかける力です。人との関係をつくりあげるために必要な強み、特にコミュニケーションやリーダーシップの力です。他者を巻き込み、仲間と知恵を出し合って仕事を進める力ともいえるでしょう。以下の強みで成り立っています。
成長支援・巻き込み・伝達・質問・傾聴・承認・モチベート
Strength Developer®が測定している特性項目
3分類 | 人間力 | 実務力 | 関係力 | |||
6カテゴリー | 自分軸 | 自己成長力 | 実務実行力 | 未来創造力 | 人間関係力 | 他者への影響力 |
項目 | ビジョン | レジリエンス | 問題解決 | 戦略構築 | 感謝 | 成長支援 |
主体性 | 粘り強さ | 判断 | 革新 | 親切・協力 | 伝達 | |
最善 | 向上心 | 論理思考 | 好奇心 | 謙虚さ | 承認 | |
責任感 | 楽観性 | 課題設定 | 創造 | 人脈づくり | モチベート | |
使命感 | チャレンジ | 時間活用 | リスク防止 | 慈悲・思いやり | 巻き込み | |
誠実 | 詳細改善 | 共感 | 質問 | |||
柔軟性 | 行動 | 多様性尊重 | 傾聴 | |||
達成志向 |
強みを開発し、成長を促す4つのゾーン
Strength Developer®では、強みは変化すると考えています。人の力の出し方は、課題によって変化するものです。やらねばならない課題か、自らがやりたい課題か、使命感を感じられる課題かなど。何をするかによって人は仕事に対する力の出し方が変わります。また、上司や周りの人の期待に期待されているかどうかなど、周りとの人間関係によっても変化します。
なぜ4つのゾーンが成長に必要か?
4つのゾーンに入る強みは、これまでの活動の頻度や活力の感じ方によって変わりますし、挑戦することでも強みは強化されます。そのような観点から「イキイキゾーン」「宝箱ゾーン」「着実ゾーン」「努力ゾーン」の4つに分類しました。
この4つのゾーンは次の4つを教えてくれます。
・どの強みを使えばイキイキ仕事をすることができるか?
・開発しやすい強みはどれか?
・着々と淡々とこなしていく強みは何か?
・現在、あるいは、未来を考え、努力して力をつけなければならない力は何か?
4つのゾーンの解説は次のようになります。
イキイキゾーン
「イキイキゾーン」にあるのは強みです。
素早く仕事ができ、エネルギーが湧き、イキイキと充 実して仕事を進めることができるあなたの強みそのものです。
つまり、フルに活⽤できていて、 使えば使うほど、やる気が湧いてくる。そんな強みです。
あなたが、このゾーンの強みを使っていると、充実した仕事ができるので、ハードワークをして もあまり疲れを感じません。⾃信がある強みなので、早く仕事ができて、⾼い品質の成果を出すことができます。
周りの⼈から、称賛や、良い評判をもらいやすい強みです。これらの強みを使 っていると時間を忘れるほど夢中になってしまうことがあります。
現在でも⼗分に機能はしていますが、使い込めばさらに強化でき、使い込むほど、熟達していくことができます。
宝箱ゾーン
「宝箱ゾーン」にある特性は、まさに強みの原⽯です。
使うと、エネルギーが湧き、イキイキと充実して仕事を進めることができるのですが、使う頻度が少ない特性です。
これらの特性を「イキイキゾーン」に移⾏させ、強みにするには使う頻度をあげることです。
「だって、今の仕事ではこの特性を使わせてくれないから・・」と⾔って、強みとして開発する ことをあきらめていないでしょうか︖ 例えば、「成⻑⽀援」︕「私には部下がいない。だから、使い道がない。」 そう思っていませんか︖
あなたのできていることを仲間に伝える。そんな⾏動を通じて、使う機会を増やすことができます。仲間に慕われ、なおかつ、⾃分の強みを増やすことができ、⾃分も仲間も成⻑できます。
ここにある特性は意識して使う機会をつくりましょう。成⻑のための宝箱に⼊っている原⽯です。使い込めば強みに変わります。
着実ゾーン
「着実ゾーン」にあるのは、使う頻度の多い特性です。
しかし、やる気が⾼まったり、夢中になったりする程度は⾼くありません。
ここにある着実ゾーンの特性を「イキイキゾーン」の強みに変えるにはコツがあります。
⾃分の使命や、意義を感じられる仕事をするときに使うのです。
使命や仕事の⽬的としている意義があ なたの活動⾃体にやる気を与えてくれます。その使命や意義があなたのエネルギー源になるのです。
この特性には3種類あります。
1.当たり前と思っている特性。あなたの考えでは、できて当たり前と思っているのです。だから、特に、やる気が⾼まりません。淡々と、着々と使っている特性です。
2.まだ⾝に着けている途中の特性。成⻑のプロセスでは、やってみてできないことが多く、達成感も持てないことが多いものです。まだ、もがいている段階の特性です。だから、活⼒が上がらないのですが、やり続けることにより、熟達してくれば、イキイキゾーンに移⾏することができます。
3.苦⼿の特性。もともと苦⼿だったのですが、さまざまな仕事をこなすうちにできるようになったものです。まだ、この特性を使おうとすると、こころが重くなり、先延ばししたりすることが起こりがちです。この特性を使って、⻑時間、休みなしに続けると、エネルギーが低下し、疲れを感じるでしょう。
努力ゾーン
「努⼒ゾーン」にある特性は、眠っている特性です。
使う頻度や使った経験が少なく、使うとき にやる気が起こりにくいものです。
つまり、今まで、⽐較的に使ってこなかったので開発されて いない特性です。
眠っている⼒を伸ばすには使い込めばいいのです。使えば使うほど慣れてきます。苦⼿意識を乗り越えていろいろなことにチャレンジし、使う機会をつくってください。
これは、あなたが苦⼿としている特性かもしれません。苦⼿と思っていることは、うまくできないので、なるべく使わないで済ませたいものです。何とかやらないで済ませようとします。
あまり使わない。そのため、その特性を磨く場がない。いつまでたっても苦⼿のまま。
そんなことで 伸ばす機会を失ってしまっていた特性です。
あるいは、単に使う機会がなかったのかもしれません。まだ経験していないだけかもしれませ ん。どんな理由にしろ、あまり使っていないので、ここにある⼒はあまり開発されていません。
まずは、「どんな特性も、使い込まないと、強みにはならない」ものです。 ⼀⽅、「不得意なことでも、チャレンジして使っていけば、強みとして開発できる」というのが、ポジティブ⼼理学の考え⽅です。
あなたの強みプロファイルの全体像
あなたのStrength Developer®のアセスメント結果は何を教えてくれるのでしょうか︖
「あなたの強みの全体像」が⽰しているのはあなたの強みや特性のバランスです。
Strength Developer®では3分類6カテゴリーに分けた強みの全体像をレーダーチャートで表しています。
このレーダーチャートは、あなたが⾃⼰評価した「頻度」と「活⼒感」の点数を、ポジティブ⼼理学の理論を基に独⾃に開発したロジックで 表しています。他⼈と⽐べて能⼒の⾼さや低さを表しているものではありません。
⾃⼰評価ですから、よく使っていても活⼒を感じなかった り、活⼒を感じてもあまり使っていないと回答すれば、レーダーチャートの値は低くなります。⾯積が狭いからといって能⼒が低いわけではあ りません。
⾯積が広い⽅は、イキイキ充実してこれらの特性を頻繁に使っていると⾃分で認識していると⾔えます。
強みの全体像をレーダーチャートで見ることにより、自分が認識している強みの特性やそのバランスを、視覚的に捉えることができます。
Strength Developer®の信頼性・妥当性
定量性試験での検証
- Strength Developer®の信頼性・妥当性を定量的に把握する依頼を受けました。
- 結果として、2回の試験を通じて1回目787名、2回目581名の結果において信頼性と妥当性を確認しました。
- 構成概念妥当性として、人生満足感、DASS21(抑うつ、不安、ストレス)との相関分析を行った結果、日常的に強みを使っているときの活力感が高く、頻度が高い人は、人生満足感が高く、抑うつ、不安、ストレスが低いことが示されました。先行研究と同じ結果が得られ、本尺度は、構成概念妥当性が十分であることが示されました。
- 妥当性試験においては確認的因子分析により、6因子モデルの適合指標が十分であることが示されました。
- 信頼性においては、クロンバックα係数算出としては、活力感は、1回目は0.95、2回目は、0.96であり、頻度は1回目0.94、2回目は0.95でした。この数値から、十分な信頼性が確認できました。また、時間的に安定しているかをどうかを検証するために1か月間隔で同じ質問に回答を求めたところ、相関係数は活力感は、.82、頻度は、.85であることが示され、信頼性が安定していることが確認されました。
2019年7月30日
東京成徳大学 臨床心理学部
准教授 石村 郁夫
Strength Developer®の理論的な背景
- グロースマインドセット
ポジティブ心理学の理論の一つに「マインドセット」という考え方があります。成長マインド(Growth Mind)の人は、チャレンジを続けながら成長し続けるという研究成果です。つまり、チャレンジをして使ったことがない能力を使って身に好ければ早く成長できる。
*1)キャロル・ドゥエック著 『マインドセット「やればできる!の研究」』の内容を渡辺誠が要約記述
- 拡張‐形成理論
ポジティビティは心と精神を開放し、受容性と創造性を高めてくれる。また、ポジティビティは私たちを成長させてくれる。新たなスキルや人間関係、知識、生き方などを発見したり、作り上げたりする。ポジティブ感情が豊かな人はネガティブ感情に支配されている人に比べて、好奇心をもってチャレンジする。したがって、早く成長することができる。
*2 「拡張‐形成理論」 バーバラフレデリクソン著 『3:1の法則』日本実業出版社
- ダイナミックスキル理論
私たちが発揮するスキルは、自分が注いできた時間と努力の結晶であると同時に、他者・文化・環境の恩恵によって生み出された結晶なのです。*3 カートフィッシャーのダイナミックスキル理論 加藤洋平著 『成人発達理論による能力の成長』ダイヤモンド社
- 内発的動機づけ
内発的な動機づけがもたらす「報酬」は、楽しさと達成の感覚であり、それは人が自由に活動するときに自然に生じる。したがって、その仕事をこなす能力があるという感覚は、内発的な動機づけの重要な側面である。・・・仕事に打ち込めば打ち込むほど、いっそうそうした感覚を得ることができることに気づき、いっそうおおきな内発的な満足を経験する。*4エドワード・デシほか著『人を伸ばす力』新曜社
診断結果レポートのサンプル
診断が終了すると、Web画面に診断結果が表示されます。
ブラウザの印刷機能からPDF形式で保存ができますので、お客様自身で診断結果をPDFで保存し
強みの経年変化などに役立てることができます。
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