ポジティブ感情はポジティブ心理学者である バーアラ L フレデリクソン博士の研究分野です。
フレデリクソン博士は「ポジティブな感情について多くのことを語っています。今年になった発売された『Positivity』という本から、ポジティブな感情を増やす方法についてお伝えしていきます。(この本の日本語訳はまだありません)
「ポジティブな意味を見つける」
昔から言われていることですが、コップ半分の水があるから良いと思うか、半分しかないから問題だと思うかです。
人の生活や仕事ではいろいろなことが起こりますがその事象そのものに意味はありません。意味を与えるのは、その人の解釈です。その事象によくないことが起こっても、必ずいい面もあるはず。その良いところを見ていきましょう。・・と博士は伝えています。
人には心が落ち込むことが起きます。これを早く脱却させるのもポジティブな感情です。アメリカであった9月11日の大惨事。この深い悲しみの中にあった方もたくさんいました。その人たち中にもポジティブな気持や希望で心を早く癒した人たちが多くいたことがフレデリクソンたちの研究から分かりました。心の落ち込みを早く回復する力がポジティブさにはあるのです。
ここからフレデリクソン博士から離れて私の追記。
3月31日のNHKの「プロフェッショナルー仕事の流儀」を見た方いらっしゃいますか?
脳科学者の茂木健一郎が言っていました。「後悔は人を育てる」と。
だれでも後悔します。プロフェッショナルに出てくるあの素晴らしい人たちも後悔していました。みんな後悔するのです。(当たりまえですが、自分だけ後悔ばかりしていると思っている人もいるのであえて書きました。)
後悔するときには、実際に起こった過去の出来事と比較して「このようにしておけば良かった」と言う考えを持ちます。実は、これが脳が次の準備をしていることなのだそうです。失敗したその強烈な印象と共に、「こうすればよかった」が記憶され、次にアクションをとるときに同じような間違いを起こさないで済む脳の仕組みを作っている。これが後悔なのだそうです。
だから「後悔」は未来のためにする。「この経験から私は何を学んだのだろう」と考えれば、「後悔」はポジティブな次への強力なジャンピング゙ボードになりますね。
どんな人でも、気に入らないことがあるでしょう。自分も含めて・・。