第35回PPAL(ポジティブ心理学応用研究会)参加レポート(2014/11/30)

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月, 12/08/2014 - 09:01


  
第35回PPAL(Positive Psychology Application Laboratory)レポート
報告者:ポジテイブイノベーションセンター理事・福井修己
開催日:2014年11月30日(日)13時30分~16時50分
場所:目黒区中小企業センター
  
  
テーマ:「チームビルディングと強み」
担当 :相田浩康、渡辺誠、岡本行正
  
  
13:30分定例会開始
参加者はイスだけ並べられた会場に入る。まずPPAL太田理事の挨拶、本日の定例会内容の案内などからスタートする。
  
  
Ⅰ:チェックイン
  
岡本行正氏のファシリテーションでチェックイン。5人~6人に分かれたグループごとにサークルになり、チームビルディングがどんな時に必要かをポストイットに書いて床に置き、自己紹介をする。岡本氏の「3つのビルディングとは何かわかりますか?」の質問は場を和ます。チームビルディング、ボディビルディング、マネービルディングが答え。そのあとチームごとにポストイット内容を発表する。
  
  
Ⅱ:チームビルディング体験ワーク
  
次に相田浩康氏のファシリテーションで、まず3つのグランドルールの確認(①本気で ②失敗OK ③Be here)後、体験ワークが始まる。
 
1)「手たたきなど身体ワーク」
まず全員でサークルになり3拍で手をたたいたり、手を開いたり閉じたりという体感ゲームを楽しむ。次にペアーでの手たたきゲーム、そのあとファシリテーターの指示に従いつつ、全員でさまざまな人数のグループを形作っていく、などの体感ゲームへと発展していく。全員での遊び的な活動で場が温まったところで、ハート型フレームを書いた模造紙に各自が思う、チームを創るのに必要なこと(ハート形の中に)、妨げること(ハート形の外)を言葉化し、書きしるす。
 
2)「身体を使った全員での課題解決ワーク」
全員で手をつなぎ、輪になって知恵の輪のような課題の解決案を探していくワーク。誰かが声をかけたり、とにかくトライしていったり、チームとしての働きを体験し、さまざまな気づきを得る。
 
3)「2チームに分かれて縄を使った目隠しワーク」
 
●「2チームに分かれ正方形を作るアクティビティー」
リーダー役以外は全員目隠しをして、リーダー役の指示に従って正方形を作っていく。リーダーの指示、目隠しされている人たちの発話、質問、感情などさまざまな要素が絡み合い、リーダとフォロアーの関係性、フォロアー同士の特徴、などなど、2つのチームカラーがあぶりだされてくる。
 
●「2チーム協働して課題に対応するアクテイビティー」
次は全体リーダー1人、チーム別リーダー2人を決めて、全員での目隠しワーク。結論的には2つのサイズの違う正方形を作り重ねるワークだったが、時間切れで二つの正方形ができたところで終了となる。
 
再び、ハート型フレームを書いた模造紙に、各自が思う、チームを創るのに必要なこと(ハート形の中に)、妨げること(ハート形の外)を追加して書く。全員でサークルになり、振り返りをして、相田氏の体感ワークが終了する
 
言葉で概念的にチームビルデイングのことを考えるのではなく、集団でノンバーバルな体験をすることで、意識を退行させ、意識の枠を外し拡げ、意識より深部の感情レベルでの共有共感、創造性の解放、関係性の構築などを促す。そのうえでチームを形作っていくために必要なこと、要件などを引き出していく体験はとても興味深く、そして楽しかった。
 
 
Ⅲ「チームビルディングと強み」に関するレクチャーとミニワーク
 
最後は、渡辺代表理事から、高い成果を出すチームの要件、強みに焦点を当てる重要性、強み活用ツールRealise2の説明などのあと、教育会社の販売チームという想定でのケーススタディーワークをチームごとに行い、役割別に必要な強みを挙げ、Realise2のレポートの項目との関係を確認する。
 
 
13:30分にスタートして、16:50分に終了する。「チームビルデイングと強み」というテーマで、「体験」と「レクチャー」と「ツール」という3つのメニューから、多くの気づきを得て、知見を深めることができた、大変有意義な定例会であった。
  
以上